[HT-07-1] Significance and prospect of histopathological correlation study of amyloid PET
認知症の画像診断は,早期検出および鑑別診断上からも不可欠なものとなってきている。MRIなどの形態診断法に加え,脳血流SPECTなどの機能画像診断法が役立っている。今後の認知症の画像診断においては,その早期検出や鑑別診断に加え,治療効果や予後判定に役立つことが大切である。その意味で病態の解明のみならず抗認知症薬などの創薬,あるいは治療効果の判定に活用できるバイオマーカーを用いた新しい画像診断法である分子イメージングに対し大きな期待がもたれている。本シンポジウムでは、①アミロイドPETと病理像の対比,②タウPET, ③グリオーシスPET, ④ニコチン受容体PET, ⑤MRIによるアミロイド斑の描出,について第一線で活躍されている先生方に講演していただき、認知症における脳機能画像の進歩について議論したい。
1985年京都大学医学部卒業。京都大学神経内科、東京都老人医療センター神経内科勤務を経て、1990年より東京都老人総合研究所ポジトロン医学研究施設勤務。1997-1999年米国立衛生研究所NINDS客員科学者。2004年より東京都老人総合研究所附属診療所長、研究副部長。2009年より現職(研究部長)。
ポジトロンCTを用いて、脳の加齢研究や様々な神経疾患の病態研究、診断法の開発に携わってきた。J-ADNI/J-ADNI2/AMEDプレクリニカル研究/DIAN-JapanアミロイドPETコア、H19-25年度厚生労働省アミロイドイメージング研究班長。アミロイドイメージング適正使用ガイドラインワーキンググループ座長。専門は、神経内科学、脳核医学。
主な所属学会:日本神経学会(専門医・指導医)、日本核医学会(PET核医学認定医・評議員)、日本認知症学会(専門医・指導医・評議員)、日本内科学会(認定医)、Society for Neuroscience、American Academy of Neurology、International Society of Cerebral Blood Flow and Metabolism
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