[S-18-1] Frontier in distal myopathy
近年、難治性筋疾患では、診断や治療において飛躍的な進化を遂げている。実際、15以上の多くの筋疾患が厚労省指定難病に採用されていて、多くの学会員が診療する機会が今後も増えてくることが十分予想される。特に、根治療法可能な疾患や、新たに疾患概念が確立した疾患も多く含まれている。しかし、希少疾患が多く、学会員にも十分周知されていない面がある。本シンポジウムを通じて、治療可能な疾患を見逃さないために、または、未診断の患者を見出すヒントを得るために、難治性筋疾患の現状の啓蒙と、学会員全体の診療レベル向上、さらに患者の療養状況改善に繋がる機会となれば、幸いである。
1989年3月京都大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院、舞鶴市民病院、和歌山赤十字病院(現、日赤和歌山医療センター)、東京都立神経病院で臨床研修。都立神経病院在籍中に国立精神・神経究センターでの「筋病理セミナー」に参加し、埜中征哉先生と出会う。
1994年4月に埜中先生の研究部(国立精神・神経センター[現・国立精神・神経医療研究センター]神経研究所微細構造研究部)へ。以後一貫して筋疾患研究。2年間のコロンビア大学留学を経て、2000年4月より微細構造研究部・室長、2001年 8月より疾病研究第一部・部長(現職)。メディカル・ゲノムセンター併任。
山梨大学医学部、マヒドン大学医学部シリラート病院(タイ)、高雄醫學大學(台湾) 、北京大学 第一医院(中国)等で客員教授。American Academy of NeurologyおよびAmerican Neurological AssociationのCorresponding Fellow(FAAN, FANA)。世界筋学会理事、アジアオセアニア筋学センター副代表等の学会役職。
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