第61回日本神経学会学術大会

講演情報

シンポジウム

[S-34] シンポジウム34
神経免疫疾患の個別化医療:現在と将来

2020年9月1日(火) 14:15 〜 15:45 第07会場 (岡山コンベンションセンター 2F 展示ホール)

座長:山村 隆(国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部),岡本 智子(国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科)

[S-34-2] 血液浄化療法の有用な病態と神経疾患

林 幼偉1,2 (1.国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 病院神経内科診療部, 2.国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所免疫研究部)

免疫性神経疾患の治療は昨今著しい飛躍を遂げ、特に多発性硬化症、視神経脊髄炎、免疫介在性ニューロパチー、重症筋無力症では新しい治療が展開されている。しかし個々の治療薬の有効性は予測できず、疾患修飾薬(DMD)のみではコントロールできないケースも少なくない。このような状況において、治療成績を格段に向上させるためには、”個別化医療(personalized medicine")のコンセプトが非常に重要である。個別化医療を推進するには、治療反応性を検討する上で有用な疾患バイオマーカーの開発、およびDMD以外の治療に関する研究の進展が期待されている。本シンポジウムでは、診療経験豊富な各分野のエキスパートにご講演をいただき、免疫性神経疾患の個別化医療の現在と将来についての議論を深めることを狙いとしている。

photo/S-34-2.jpg
1996年3月:京都大学医学部卒業
1996年4月:京都大学医学部附属病院 神経内科
1996年9月:財団法人 住友病院 神経内科
1998年5月:財団法人 天理よろづ相談病院 神経内科
2001年5月:国立精神・神経センター 神経研究所 免疫研究部
2005年1月:国立精神・神経センター 武蔵病院 神経内科
                  神経研究所 免疫研究部
2009年9月:マギル大学モントリオール神経学研究所
2010年4月:独立行政法人 国立精神・神経センター病院 神経内科
                  神経研究所 免疫研究部
2015年4月:国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院 神経内科
                  神経研究所 免疫研究部

【研究領域】
多発性硬化症における制御性T細胞の解析
自己ペプチドを用いた制御性T細胞の調節による自己免疫・腫瘍免疫の統制
難治性の多発性硬化症・視神経脊髄炎に対する複合的免疫療法
Normal appearing Imaging-associated Neuroimmunologically Justified Autoimmune encephalomyelitis (NINJA)の提唱と病態解析

抄録パスワード認証
パスワードは抄録集に記載してあります。

パスワード