[S-37-1] Diversity in temporal lobe epilepsy
成人発症てんかんのほとんどは焦点てんかんであり、特に側頭葉てんかんが最も多い。脳神経内科医が最も遭遇する機会の多いてんかんは側頭葉てんかんである。海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかんはその代表的疾患であるが、典型例はむしろ少なく、病因、発作症候、脳波・画像所見が異なる多様な患者を含んだ一群である。近年、その病因として、アルツハイマー病を始めとする認知症、自己免疫性脳炎が注目されている。また、側頭葉てんかん患者にみられる高次脳機能障害に関する新たな知見も報告されている。本企画では、側頭葉てんかんに関する最近の動向を経験豊富なエキスパートが概説する。
1991年3月、東北大学医学部卒業
1991年6月、京都大学医学部神経内科研修医
1992年4月、京都大学大学院医学研究科入学
1996年4月、京都大学大学院研修生
1996年6月、Cleveland Clinic Foundation, Research Fellow
1998年4月、医仁会武田総合病院神経内科医員
2001年4月、同院神経内科医長
2002年4月、京都大学医学部附属病院神経内科医員
2003年2月、市立島田市民病院神経内科医長
2004年7月、独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター神経内科医員
2006年9月、同院神経内科医長
2020年1月、てんかんと発達の横浜みのる神経クリニック開設
現在に至る
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