[S-50-2] Muscle MRI findings in neuromuscular disorders
筋疾患は疾患の種類も多岐にわたり、診断を確定することは必ずしも容易ではない。病歴、特に家族歴の詳細な聴取、および神経学的診察を⾏ったのちに、⾎液検査、画像検査(CT,MRI)、筋電図、そして筋病理所⾒により最終診断に⾄る。遺伝⼦診断が必要な場合もある。筋画像検査、特にMRIにより筋の罹患範囲を特定することが診断の⼀助となる場合もある。また筋MRIは炎症性筋疾患の生検部位の特定のためにも重要である。筋電図検査により神経原性疾患と筋原性疾患(ミオパチー)の鑑別を⾏い、反復刺激試験により重症筋無⼒症やLambert Eaton筋無⼒症候群の診断に役⽴てる。診断の決め手となる筋生検の手技の実際、検体の処理法・送付法、組織の評価法(HE染⾊、ゴモリ・トリクローム変法、ATPase染⾊、各種免疫染⾊)についても学習する。また炎症性筋疾患、壊死性ミオパチーで陽性となる特異的⾃⼰抗体についても概説し、参加者に筋疾患の診断までの⼀連の流れをつかんでいただくことが本シンポジウムの主たるねらいである。
1990年 福井医科大学医学部医学科卒業
1997年 福井医科大学大学院博士課程修了 生化学
2020年~ 福井大学医学部附属病院 脳神経内科 診療教授
2013年~ 福井大学医学部第二内科准教授・神経内科診療科長
2006年 福井大学医学部第二内科講師
2004年 Mayo Clinic Jacksonville, FL, USA 客員研究員
2000年 福井大学医学部第二内科助手
1992年 名鉄病院神経内科医師
1990年 福井医科大学第二内科研修医
【所属学会】
日本神経学会 代議員・専門医・指導医 日本頭痛学会 代議員・専門医・指導医
日本内科学会 総合内科専医・指導医 米国内科学会 FACP
日本認知症学会 専門医・指導医 日本神経治療学会 評議員
日本脳卒中学会 専門医・指導医 日本神経感染症学会 評議員
日本老年医学会 専門医・指導医
Abstract password authentication.
Password is written on a pocket program and name badge.