○清水 俊夫1, 中山 優季2 (1.都立神経病院 脳神経内科, 2.都医学総合研究所 難病ケア看護ユニット)
セッション情報
シンポジウム
[S-24] シンポジウム24 筋萎縮性側索硬化症における多系統変性と関連する臨床の諸問題
2021年5月20日(木) 16:15 〜 18:15 第10会場 (国立京都国際会館 1F スワン)
座長:和泉 唯信(徳島大学大学院臨床神経科学分野(脳神経内科)),清水 俊夫(東京都立神経病院脳神経内科)
運動ニューロン疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)においては,運動ニューロン系以外の神経系統や他臓器に障害が及ぶことが報告されている。とくに気管切開・人工換気療法下にある患者においては,中枢感覚ニューロン系や心血管系・自律神経系の障害,中枢性代謝・栄養障害,コミュニケーション障害や認知機能障害などが,非運動症状として報告されている。神経病理学的にも,蓄積する蛋白凝集体の種類によって,様々な多系統変性を呈することが知られている。本シンポジウムでは,多系統変性としてのALSに対し,臨床的,神経生理学的,神経病理学的な解析をするとともに,閉じ込め症候群などによるコミュニケーション障害へのアプローチについて議論する。
○松原 知康1, 和泉 唯信2, 齊藤 祐子1, 村山 繁雄1 (1.東京都健康長寿医療センター 高齢者バイオリソースセンター, 2.徳島大学 脳神経内科)
○中山 優季1, 清水 俊夫2 (1.東京都医学総合研究所 社会健康医学研究センター難病ケア看護ユニット, 2.東京都立神経病院 脳神経内科)
○藤田 浩司, 和泉 唯信 (徳島大学 脳神経内科)
○小金丸 聡子, 神作 憲司 (獨協医科大学 生理学講座)