○梶川 駿介1, 松橋 眞生2, 小林 環3, 行木 孝夫4, 池田 昭夫2 (1.京都大学大学院医学研究科 臨床神経学, 2.京都大学大学院医学研究科 てんかん・運動異常生理学講座, 3.京都大学大学院医学研究科 脳神経外科学, 4.北海道大学大学院 理学研究院数学部門)
セッション情報
シンポジウム
[S-29] シンポジウム29 てんかん病態解明の学際的アプローチ:グリアとニューロンの理論と実データ
2021年5月21日(金) 08:00 〜 09:30 第7会場 (国立京都国際会館 1F Room D)
座長:池田 昭夫(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座),梶川駿介(京都大学大学院医学研究科 臨床神経学)
後援:日本てんかん学会
近年難治てんかんの発作発現においては、臨床での脳内電極からの発作時脳波のwide band解析から、ニューロンのてんかん性活動だけではなく、それに先行するDC 電位の発現が明らかとなりアストロサイトの積極的関与が示された。さらに神経病理および、実験てんかんからアストロサイトの異常が近年明らかにされてきた、それに基づき、ヒトの脳波データをグリアとニューロンを主眼として数理モデル化して病態を統合的に解明することが成功しつつある。本シンポジウムでは上記の学際的最新情報を一堂に議論することで、現状と今後の課題を明らかにする。今回は特に本学会会員の若手会員に発表の機会を提供して本分野の一層の活性化を試みる。
○中谷 光良1,2, Antoine Ghestem1, Anton Inalov1, Christophe Bernard1 (1.Aix-Marseille University, Institut de Neurosciences des Systèmes, 2.順天堂大学 脳神経内科)
○行木 孝夫 (北海道大学大学院理学研究院数学部門)
○北浦 弘樹, 柿田 明美 (新潟大学脳研究所病理学分野)