○石井 賢二 (東京都健康長寿医療センター研究所 神経画像研究チーム)
セッション情報
シンポジウム
[S-41] シンポジウム41 認知症の診断とバイオマーカーの最前線
2021年5月22日(土) 08:00 〜 10:00 第7会場 (国立京都国際会館 1F Room D)
座長:石井賢二(東京都健康長寿医療センター研究所 神経画像研究チーム)
Alzheimer病(AD)は認知症の原因の過半数を占めるが、臨床的にほぼ確実とされるAD例の約2割はアミロイドマーカーが陰性であることが知られている(suspected non-AD pathophysiology: SNAP)。近い将来、アミロイドやタウを標的とする疾患修飾療法が使用可能になった時、バイオマーカーによる高い確実度のAD診断が必須である。Lewy小体型認知症(DLB)の診断にはDLBコンソーシアム2017年改訂診断基準が用いられるが、その前駆期における早期診断法が確立しておらず、また、Lewy関連病理を直接示すバイオマーカーが実用化されていない。急速進行性認知症の代表疾患であるプリオン病は、典型例は従来の診断基準で診断可能であるが、非典型例の診断はしばしば困難である。本シンポジウムではAD、DLB、プリオン病を取り上げ、診断とバイオマーカーの最前線について討議する。
○池内 健 (新潟大学脳研究所 生命科学リソース研究センター)
○藤城 弘樹 (かわさき記念病院)
○浜口 毅, 山田 正仁 (金沢大学大学院脳老化・神経病態学(脳神経内科学))