NEURO62

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Symposium

[S-43] Symposium 43 Problems with countermeasures of COVID-19 in neurology

Sat. May 22, 2021 8:00 AM - 10:00 AM Room 09 (ICC Kyoto 1F Sakura Hall)

Chair:Sanjo Nobuo(Tokyo Medical and Dental University, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Department of Neurology and Neurological Science),Nakajima Hideto(Nihon University School of Medicine)

2019年に中国武漢で発生した新規コロナウイルス(SARS-CoV-2)による重症感染症COVID-19は2020年になり世界的に流行した。COVID-19は感冒や気管支炎症状が主であり,時に重篤で致死的な呼吸器感染症に至るが,その実態が明らかになるとともに,意識障害,筋障害,嗅覚・味覚障害などの神経症状を伴うことが少なくなく,脳梗塞,血栓症,脳炎・脳症,自己免疫疾患などの神経合併症も報告されている。またCOVID-19の流行下において,免疫性神経疾患患者に対する免疫抑制療法の調整,意識障害など神経症を示す救急患者や脳卒中患者の対応,神経難病患者の人工呼吸器管理の対処,医療者への感染対策など,神経内科としての対策も必要になった。本シンポジウムではCOVID-19にみられる神経症候や神経合併症について最新の情報を共有するとともに,脳神経内科の診療におけるCOVID-19の対応について着目し議論する。