○高尾 昌樹1, 大平 雅之2 (1.国立精神・神経医療研究センター 臨床検査部, 2.埼玉医科大学国際医療センター)
セッション情報
シンポジウム
[S-43] シンポジウム43 新型コロナウイルス感染症COVID-19:脳神経内科医の課題と対策
2021年5月22日(土) 08:00 〜 10:00 第9会場 (国立京都国際会館 1F さくら)
座長:三條 伸夫(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野(神経内科)),中嶋 秀人(日本大学医学部内科学系神経内科学分野)
2019年に中国武漢で発生した新規コロナウイルス(SARS-CoV-2)による重症感染症COVID-19は2020年になり世界的に流行した。COVID-19は感冒や気管支炎症状が主であり,時に重篤で致死的な呼吸器感染症に至るが,その実態が明らかになるとともに,意識障害,筋障害,嗅覚・味覚障害などの神経症状を伴うことが少なくなく,脳梗塞,血栓症,脳炎・脳症,自己免疫疾患などの神経合併症も報告されている。またCOVID-19の流行下において,免疫性神経疾患患者に対する免疫抑制療法の調整,意識障害など神経症を示す救急患者や脳卒中患者の対応,神経難病患者の人工呼吸器管理の対処,医療者への感染対策など,神経内科としての対策も必要になった。本シンポジウムではCOVID-19にみられる神経症候や神経合併症について最新の情報を共有するとともに,脳神経内科の診療におけるCOVID-19の対応について着目し議論する。
○今井 耕輔 (東京医科歯科大学 茨城県小児・周産期地域医療学)
○下畑 享良 (岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野)
○和田 邦泰, 橋本 洋一郎 (熊本市民病院 脳神経内科)
○宮崎 雄生 (国立病院機構北海道医療センター 脳神経内科)
○松村 剛, 齊藤 利雄 (大阪刀根山医療センター 脳神経内科)