[SL-02-1] 世界で1兆円売り上げた日本人発明家のイノベーション戦略
1980年代に新技術開発事業団早石生物情報伝達プロジェクト・伝達物質研究グループのリーダーとして活躍した後、独自に新しい機能性脂肪酸を発見しプロストンと名づけ、そこから全く新しい作用メカニズムを有する新薬を二つ生み出した。1989年に日本で設立したアールテック・ウエノはジャスダック上場、1996年に拠点を米国に移し設立したスキャンポ・ファーマシューティカルズはナスダック上場、この間、創製した緑内障治療点眼薬レスキュラと、慢性便秘症治療薬アミティーザの全世界の売上は、2020年現在累計1兆円を超えている。現在、感染症・治療用ワクチンの研究開発を行うVLP セラピューティクス (米国) の共同創業者であるほか、Cyn-K LLC (米国) の創業者でもある。
機能性脂肪酸の第一人者として100報以上の論文を医学・科学雑誌に発表、世界中で延べ1000件近い特許を取得している。
主な受賞歴は、日経ビジネス日本イノベーター大賞優秀賞受賞 (2006年)、Ernst and Young Entrepreneur of the Year Award for the Greater Washington Area in the Life Sciences Category (2006年)、American Gastroenterological Associationの名誉会員受賞等がある。
抄録パスワードを入力してください。
パスワードは抄録集に記載してあります。