*Lisa Giocomo1 (1. Stanford University School of Medicine)
セッション情報
シンポジウム
[1S09e] 記憶回路における報酬信号
2022年6月30日(木) 16:10 〜 18:10 第9会場 (ラグナガーデンホテル羽衣:中)
座長:五十嵐 啓(University of California, Irvine)、Boccara Charlotte N(University of Oslo)
過去数十年、海馬と嗅内皮質で構成される記憶回路において、線条体と類似した報酬信号による情報処理が存在するのかは論争の的であった。だが最近、海馬において報酬情報を表現するような場所細胞が存在すること(Losonczyら、Neuron 2020), 内側嗅内皮質のグリッド細胞が報酬信号を表現すること(Boccaraら、Science 2019; Giocomoら、Science 2019), および外側嗅内皮質に腹側被蓋野からの報酬信号が入力されていること(五十嵐ら、Nature, 2021)が明らかになってきた。本シンポジウムでは海馬・嗅内皮質回路と報酬系との機能相関を議論する。
*Charlotte Boccara1, Michele Nardin2, Federico Stella3, Jozsef Csicsvari2 (1. University of Oslo, 2. IST Austria, 3. Radboud University)
*Kei M Igarashi1 (1. University of California, Irvine)
*Attila Losonczy1 (1. Columbia University)