第76回国立病院総合医学会

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パネルディスカッション

看護企画

[PD11] パネルディスカッション11
国立病院機構における多職種連携による自殺危機介入のアップデート

Sat. Oct 8, 2022 8:30 AM - 10:00 AM 第12会場 (熊本市民会館 2F第5・6会議室)

座長 : 橋本 聡(NHO 熊本医療センター 精神科 部長)、蓬莱 彰士(NHO 長崎医療センター精神科 医長)

国立病院機構は全国に140の病院を有する医療ネットワークであり、全国で多数の自傷・自殺未遂患者が本機構を利用していると考えられる。近年の自殺危機介入のトレンドとして、救命センター入院中の急性期から、多職種でリスク・リソースの評価を行い、地域における介入資源を増やす方向で、確実な受療調整を図っていくことなどをパッケージ化して実践するアプローチが特徴にあげられる。その一方、救命救急センターの有無、精神病床の有無、パラメディカルスタッフの多寡など、実践現場には大きな幅があるのも現実である。本シンポジウムでは、様々な臨床現場において実践されるアプローチを共有することで、各施設の強み、そして弱みを補う工夫などをまとめ、今後の国立病院機構におけるマイルストーンとしたい。