2022年10月8日(土) 08:30 〜 10:00 第14会場 (熊本市国際交流会館6Fホール)

座長 : 富永 圭一（NHO 熊本医療センター 救命救急科 臨床工学部門）、佐藤 正道（NHO 西埼玉中央病院 医療機器管理室）

先ず、私たちが「選ばれる病院」と言う言葉から連想するのは患者に選ばれる病院。そして、患者に選ばれるための条件として考えると「立地」「設備の充実度」「見た目のきれいさ」「接遇」「施設のホームページの見やすさ？閲覧数？」などでしょうか。マーケティング戦略として病院をコンサルする業者もこういった条件についての改善を要求してくると思います。ですが、視点を選ぶ立場の患者目線に変えて考えると少し変わってくるのではないでしょうか。患者やその家族は病気を治したいから病院に行きたいので、立地や接遇よりも「治療成績」「専門医の有無」「医師の知名度」「患者数＝人気度」「医療事故などないか」などを重要視するのではないか。治療成績の中心にいるのは医師であり、専門医の有無なども大きく影響する。患者に「選ばれる病院」になるためにはまず医師に選ばれる病院にならなくてはならないのではないでしょうか。それら医師が働きやすい環境を支えるのはコ・メディカルを含む病院スタッフです。そのために、医師を支えるコ・メディカルの人材育成について他職種も視野に入れ検討する。