第76回国立病院総合医学会

セッション情報

パネルディスカッション

協議会企画

[PD15] パネルディスカッション15
変革期の病院経営の中、患者満足度UPにつながる美味しい食事とは

2022年10月8日(土) 10:00 〜 11:30 第4会場 (熊本城ホール 3階会議室A2)

座長 : 橋本 龍幸(NHO 四国こどもとおとなの医療センター 栄養管理室 室長)、四元 有吏(NHO 熊本医療センター 統括診療部栄養管理室 栄養管理室長)

給食部門の赤字はなかなか解決の糸口が見えず、どの施設も悲鳴を上げている現状がある。背景にはここ30年変わらない入院時食事療養費の一方で材料費と人件費の高騰にある。そのような中でも病院での食事は、入院患者の病気を治癒すると共に栄養状態を改善し、健康への回復を早めるため、医療の一環として提供している。しかし、喫食率が低いと治癒、回復への影響は諮りしえないものとなり、日々、食事の質の向上と患者満足度の改善に努めなくてはならない。最近では地産地消の食材料へのこだわりなど病院各々の工夫が見られる。これからの病院食は入院患者へのQOL向上の観点からも、より一層満足度の高い美味しい食事の提供し栄養状態の改善を目指すこととなる。