11:00 〜 11:10
○大村 和也 (国際医療福祉大学成田病院 麻酔・集中治療科)
パネルディスカッション
看護企画
2022年10月7日(金) 11:00 〜 12:30 第14会場 (熊本市国際交流会館6Fホール)
座長 : 瀧 賢一郎(NHO熊本医療センター 手術センター長・麻酔科部長)
近年、集中治療技術の発展により、救命率は向上しつつある。一方で、集中治療を受けた後の患者は多くの苦悩を抱えると言われており、身体機能においては4日以上の人工呼吸を受けた患者の25〜75%、敗血症患者の50〜75%がIntensive Care Unit – Acquired Weakness (以後ICU-AW)という身体機能の低下が生じ、重症病態から回復した患者の30〜80%に記憶、問題解決能力などの問題がみられる1)。その他にも、ICU退室後1ヶ月後に不安症状を訴える患者は42%に及び2)、PTSD罹患率はICU退室半年以内で25〜44%、7〜12ヶ月でも17〜34%とされ、ARDS患者の約半数は退院後1年後も仕事復帰できないと報告された3)。このようにPICSは、あらゆる側面で患者の生活に支障をきたす状態であり、疾病からの早期回復を目指す医師だけでなく、精神医学的なサポート、栄養状態の回復、早期離床やリハビリテーション、全人的に患者を支える看護師の存在など多職種連携が必要といえる。そこで、今回のシンポジウムでは、様々な職種による視点や見解をもとに、活発なディスカッションを行い、PICSを予防するための多職種連携とは何かを考えるきっかけにしたい。
11:00 〜 11:10
○大村 和也 (国際医療福祉大学成田病院 麻酔・集中治療科)
11:10 〜 11:20
○谷口 恒太 (社会福祉法人恩賜財団済生会福岡県済生会福岡総合病院 看護部)
11:20 〜 11:30
○野口 弘二 (九州大学病院 集中治療部)
11:30 〜 11:40
○荒木 翔太, 中山 美帆 (NHO 福岡東医療センター 栄養管理室)
11:40 〜 11:50
○冨田 浩平, 米永 敬子, 齋藤 圭祐, 藤原 紳祐, 小野原 貴之, 川口 淳子, 河上 ひとみ (NHO 嬉野医療センター リハビリテーション科)