第76回国立病院総合医学会

セッション情報

シンポジウム

看護企画

[SY21] シンポジウム21
重症心身障害児(者)と高齢化していく家族の現状と課題

2022年10月7日(金) 15:30 〜 17:00 第11会場 (熊本市民会館 2F大会議室)

座長 : 後藤 一也(NHO 西別府病院 院長)、 植村 安浩(NHO 宮崎病院 療育指導室 療育指導室長)

重症心身障害病棟の患者の入院歴は長く、加齢とともに病状が変化し処置やケア、治療など、意思決定が求められる場面が増えていく。しかし、入院歴が長くなると同時に、患者の意思決定を代行する親の高齢化も進み、インフォームドコンセントにおいて、理解や決定を行うことへの不安や負担が大きいように感じる。また、親の死去にともなって成年後見人や兄弟へその役割が移行すると、役割や責任の範囲等について困惑が生じたり、連携がうまくいかなくなることも少なくなく、思考錯誤している現状がある。多施設間で現状や課題、取り組みについて共有し、今後の患者・家族支援に活かす。