第76回国立病院総合医学会

セッション情報

シンポジウム

看護企画

[SY22] シンポジウム22
気管切開患者への「発声補助装置」を活用したコミュニケーション

2022年10月7日(金) 15:30 〜 17:00 第14会場 (熊本市国際交流会館6Fホール)

座長 : 石﨑 雅俊(NHO 熊本再春医療センター 診療部 診療支援部長(脳神経内科))、石井 美香子(NHO 熊本再春医療センター 看護部 看護師長)

気管切開下における神経筋難病患者とのコミュニケーションでは、読唇や文字盤、パソコンを使用することが多い。当院では、最近気管切開を実施した筋ジストロフィー患者に対し、会話によるコミュニケーションを続けることを目標に「発声補助装置」を導入した。「発声補助装置」使用により、人工呼吸器と併用して発声が可能であり、従来のスピーチカニューラと比べて誤嚥しにくい構造となっている。「発声補助装置」について広く知ってもらうために、関わった事例について、うまくいったことや難しかったこと等を紹介したい。