近藤寛子 (一般社団法人ヨコハマプロジェクト, マトリクスアソシエイツLLP)
家族会の活動も歴史的な変遷を経て、医療、教育、福祉の専門家との連携・協力を進めてきました。さらに、今後求められるフル・インクルーシブな社会を構築するために、ダウン症者といった一つの集団に特化するのではなく、「多様性を認め合う社会」を目指す活動の中で解決することが必要です。家族会という枠組みではなく、社会の中で生きていきやすい環境を整えることの大切さを教えてくれます。
市民公開講座:Talk on Down syndrome~ライフスパンを通して支援する~
ダウン症
2017年6月16日(金) 12:00 〜 12:30 第1会場 (大ホール)
座長:玉井浩(大阪医科大学小児科)
【市民公開講座のねらい】
ダウン症について,これまで医療,教育,福祉のそれぞれの現場で話題になることはあっても,3領域の方々が共通の場で議論することはありませんでした.乳幼児期の合併症治療には専門的医療を提供できますが,早期療育についての知識も十分ではなく,教育課題をはじめ,まして成人期のダウン症を持つ方がどのような暮らしをしているのか,どのような医療ニーズがあるのか,誰がその医療を担うべきか,など知っていることは限られています.そのため,ダウン症についてライフステージに合わせて分野の違う先生方と1日を通して議論をしていただきます.
近藤寛子 (一般社団法人ヨコハマプロジェクト, マトリクスアソシエイツLLP)
玉井邦夫 (大正大学心理社会学部臨床心理学科)