第59回日本小児神経学会学術集会

セッション情報

シンポジウム

緩和ケア

[S13] シンポジウム13
非がん疾患の子どもへの小児緩和ケア~小児神経科医で考えていきたいこと~

2017年6月16日(金) 14:10 〜 16:10 第4会場 (10F 会議室1003)

座長:佐々木征行(国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科), 笹月桃子(西南女学院大学保健福祉学部,九州大学病院小児科)

【ねらい】
重篤な疾患や障害を抱えるこどもが,苦痛なく,その子らしく,限られた大切な時間を希望するように家族・社会の中で過ごすための支援を提供する小児緩和ケアの理念と発展の歴史をエビデンスと併せて紹介する.続いて,成人の神経内科,また小児の各専門領域(先天疾患,救命救急,進行性疾患)や立場(小児緩和ケアチーム)における緩和ケアの実践を紹介する.治癒が望めない先にも私たち医療者が尽くすことのできる医療があり,そのような医療は,必ずしも「小児緩和ケア」という枠組みを意識せずとも,既に私たちは今まで実践してきたことを共有したい.小児神経科医として,今後取り組むべき課題などについて考える機会になることを願う.