○John J. Ratey (Harvard Medical School)
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Sponsored Seminar
rehabilitation
[SPS1] Sponsored Seminar 1
Exercise: The Magic potion to make our brains the best they can be
Fri. Jun 16, 2017 10:10 AM - 12:10 PM Room No.2 (6F Sub Hall)
Chair:Hiroshi Ozawa(Shimada Ryoiku Center Hachioji)
Sparking Life Japan
【ねらい】
近年,運動が各種神経伝達物質や脳内ホルモン,成長ホルモン,脳由来神経成長因子などの調節を行い,認知機能や情動の制御に有用であることが多くの研究で明らかとなってきた.さらには,遺伝子レベルでの変化がさほどないにもかかわらず,文明が目覚ましく変化したことと脳の機能やストレス処理にはどんな関係があるのかにも注目する.適切な運動環境が保たれなくなると,心身におこる具体的変化は何か.運動と脳機能に関して感情がはたす役割は何か.脳機能に対して現在わかっている最大限の運動効果とは.本講義では,運動と脳の可塑性に関する最先端の研究理論に触れることと,実際の医療現場でも,投薬だけでなく効果的な運動が副反応の少ない治療法の選択肢となりうる事について学ぶ.運動理論だけでなく,感情表現を重視し,日本で小児に行われた運動療育の方法とそこで得られた効果について臨床例を交えて検討する.
○Ayako Tsumita (Department of Pediatrics, Juntendo University Urayasu Hospital, Chiba, Japan)