The 59th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Neurology

Session information

Public Forum

Down's syndrome

[SS3] Public Forum (Symposium 3: Further discussions of febrile seizures for clinical pediatric neurology specialist. - Two years after new release of the guidelines for management of febrile seizures in Japan - )

Fri. Jun 16, 2017 4:10 PM - 6:00 PM Room No.1 (6F Main Hall)

Chair:Masaharu Hayashi(The School of Nursing, College of Nursing and Nutrition, Shukutoku University, Chiba, Japan), Yasuji Kitabatake(Center for Maternal, Fetal and Neonatal Medicine, Osaka University Hospital)

【市民公開講座のねらい】
ダウン症について,これまで医療,教育,福祉のそれぞれの現場で話題になることはあっても,3領域の方々が共通の場で議論することはありませんでした.乳幼児期の合併症治療には専門的医療を提供できますが,早期療育についての知識も十分ではなく,教育課題をはじめ,まして成人期のダウン症を持つ方がどのような暮らしをしているのか,どのような医療ニーズがあるのか,誰がその医療を担うべきか,など知っていることは限られています.そのため,ダウン症についてライフステージに合わせて分野の違う先生方と1日を通して議論をしていただきます.

【シンポジウムのねらい】
高齢期のダウン症者の脳組織には,アミロイド蛋白に蓄積が見られ,その原因を21番染色体の過剰のためと考えられています.しかし,老化のスピードには個人差が大きく,アルツハイマー病のように進行の速いものから,比較的ゆっくりと高齢期を迎える方もいます.これらの違いは何に由来するのか,この機序の解明はアルツハイマー病の治療にも応用できる可能性も指摘されています.すなわち,この研究の成果はダウン症者とアルツハイマー病患者にとって大きな福音になるかもしれません.

MOTOTADA SHICHIRI1,2, HIROSHI TAMAI2 (1.Advanced Medical Devices Research Group, Biomedical Research Institute, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST), Osaka, Japan, 2.Osaka Medical College, Osaka, Japan)