2018年5月30日(水) 15:30 〜 18:00 第4会場 (3F 301)

座長：荒木清（東京都済生会中央病院小児科）、山中岳（東京医科大学小児科学分野）

【企画・趣旨のねらい】
　小児の頭痛診療の極意を日本小児神経学会会員の皆様方に伝授し，全国の頭痛で困っているこどもたちのために少しでも小児の頭痛診療をはじめるきっかけになってくれれば，との思いで，この実践教育セミナーを企画した．4名の演者たちは小児神経を専門としつつも小児を対象とした頭痛外来を担当している全国で活躍中の頭痛専門医である．このセミナーは4部構成で，まず最初の2つのレクチャーで診断と治療について，「国際頭痛分類（国際頭痛学会）」と「慢性頭痛の診療ガイドライン（日本頭痛学会）」に基づいて国際標準の知識を身につけることの重要性を説きたい．そして，小児特有の周期性症候群，思春期の頭痛の特殊性といった，各論についても講義をすることで，小児頭痛診療をはじめる上で重要なポイントを大まかにまず押さえていただきたいと考えている．今回のこのセミナーが契機となって，こどもの頭痛にスポットライトが当たるように願っている．