2018年6月2日(土) 09:00 〜 12:00 第8会場 (1F 103)

座長：藤井克則（千葉大学大学院医学研究院小児病態学）、小坂仁（自治医科大学小児科）

【企画・趣旨のねらい】
　小児神経学は，神経所見の取り方，脳波の読み方，遺伝学的検査の行い方，脳CT・MRIの読影など多岐にわたる専門的知識が求められます．はじめて小児神経学を学ぶ人はその知識量の多さにしばしば戸惑いますが，系統立てて学ぶことができればこの分野を楽しいと感じることができるはずです．さまざまな分野の講義はありますが，初学者を対象としたコンパクトなセミナーはそれほど多くありません．今回，3時間の中で4つの専門分野をそれぞれ40分で理解できて，なおかつ小児神経学のおもしろさを実感していただくセミナーを企画しました．特にプレゼン能力が一流の講師として「神経所見のとり方」を小坂仁先生（自治医科大学），「脳波の読み方・考え方」を榎日出夫先生（聖隷浜松病院），「脳CT・MRIを読んでみよう」を塩浜直先生（千葉大学），「遺伝学的検査の進め方」を山本俊至先生（東京女子医科大学）にお願いしてあります．専門のセミナーは数多くありますが，1セッション各40分でまとまった話を聞ける企画はあまりありません．はじめて小児神経を学ぶ人のみならず，あらためて全体を学びたいと思う経験者も満足できる内容になっています．どうかお気軽に参加していただくとともに，議論に参加して知識を深めてください．小児神経がおもしろいと思える3時間になることをお約束します．