The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

Presentation information

Oral Presentation

(E) Biopharmaceutics

[26M-am] 医薬品情報・薬物治療

Thu. Mar 26, 2020 9:00 AM - 11:36 AM [Room M] Room C-2 (1F)

Chair: Michiya Kobayashi, Fumiko Otsu

10:48 AM - 11:00 AM

[26M-am10S] Information Literacy of Community Pharmacists on Kampo Medicine

○Ayako Maeda-Minami1,2, Tetsurou Yumoto2, Kayoko Sato2, Kenjirou Inaba3, Hidenori Kominato4, Takao Kimura5, Tomonori Nakamura1, Tetsuhiro Yoshino6, Yuko Horiba6, Kenji Watanabe6, Junzo Kamei2 (1. Grad. Sch. Pharm. Sci., Keio Univ., 2. Hoshi Univ., 3. General Sagami Kosei Hospital, 4. I&H Co.,Ltd., 5. Kimura Information Technology Co., Ltd., 6. School of Medicine, Keio Univ. )

目的:漢方薬の服薬指導の質的向上を図るため、薬局薬剤師の漢方薬の情報検索能力の現状を把握し、抽出された課題への解決策を検討した。

方法:調査期間は2018年11月から2019年6月までとし、調剤薬局に勤務する薬剤師を対象にwebアンケート調査を実施した。臨床現場で直面するシナリオを調剤薬局に一般的に所蔵されている情報源の記載項目を参考に10問(西洋薬との併用、漢方薬との併用、禁忌、小児用量、適応外処方、重篤副作用、妊婦への投与、構成生薬、重要な基本的注意、副作用好発時期)設定した。シナリオ提示後、対象者に情報検索能力があるか質問し、能力ありと申告した場合は検索する情報源も質問した。質問毎に能力ありと申告した人数の有効回答数に対する割合を自己申告情報検索能力とし、回答した情報源が根拠となる情報の記載がある資料であった者の人数の自己申告人数に対する割合と100%との差分を乖離率とした。

結果:456名より解答が得られた。質問毎の自己申告情報検索能力(中央値[第1四分位点,第3四分位点])は48.3[40.9,55.0]%であった。質問毎の乖離率は、8.7[4.7,35.6] %であった。乖離率上位3項目は、適応外処方、副作用好発時期、小児用量で、乖離率はそれぞれ75.5、59.0、43.9%であった。

考察:自己申告情報検索能力は、今後改善の余地があると考えられる。乖離率が上位であった3項目は、全て添付文書以外の情報源に記載がある内容であった。薬剤師が自信をもって情報検索できる能力を向上させるため、漢方薬の情報源及びそれらの記載内容の知識を向上させる教育の拡充が必要であると考える。教育の拡充と並行し、漢方薬の情報検索能力を補助する情報検索ツール等の開発も必要であると考える。