The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

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(D) Health Sciences

[28Q-am] 環境科学②

Sat. Mar 28, 2020 9:00 AM - 11:30 AM [Room Q] New Hall (1F)

9:00 AM - 11:30 AM

[28Q-am135] Simultaneous blood and brain microdialysis in a free-moving mouse to test blood-brain barrier permeability of chemicals

○Toyoshi Umezu1, Tomoharu Sano2, Junko Hayashi2, Yasuyuki Shibata2 (1. Cent. Health & Environm. Risk Res., Natl. Inst. Environm. Studies, 2. Cent. Environm. Measure. Anal., Natl. Inst. Environm. Studies)

化学物質の血液脳関門(BBB)透過性を試験するための方法として、自由行動しているマウスにおける血液・脳同時マイクロダイアリシス法を報告する。マイクロダイアリシス法によるサンプルの採取は、脳プローブ設置から3-5日後、血管プローブ設置から1日後に実施された。従って、マウスはほぼ生理的な状態にあったと考えられる。ルシファーイエローあるいはウラニン静脈内投与実験の結果は、この実験条件においてマウスのBBBは機能していることを示唆した。血液・脳同時マイクロダイアリシス法と液体クロマトグラフ/タンデム質量分析を組み合わせることにより、フェニルヒ素を経口投与したマウスから採取された血液及び脳マイクロダイアリシス・サンプル中のジフェニルアルシン酸、フェニルアルソン酸、フェニルメチルアルシン酸の濃度-時間変化プロフィルが得られた。血液・脳同時マイクロダイアリシス法とガスクロマトグラフ/質量分析を組み合わせることにより、ラベンダー精油あるいはローズ精油を腹腔内投与したマウスから採取された血液及び脳マイクロダイアリシス・サンプル中のリナロールあるいは2-フェネチルアルコールのピーク面積-時間変化プロフィルが得られた。これらのマウスのBBB機能はルシファーイエローにより確認されていたので、これらの結果は、フェニルヒ素化合物、リナロール、2-フェネチルアルコールはBBBを通過することを示唆している。適切な化学物質分析法と組み合わせることにより、自由行動してるマウスにおける血液・脳同時マイクロダイアリシス法により、化学物質のBBB透過性を試験することが可能となると考えられる。