The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

Presentation information

Oral Presentation

(E) Biopharmaceutics

[28Y-am] 調剤薬局・在宅医療・地域医療

Sat. Mar 28, 2020 9:00 AM - 11:24 AM [Room Y] Room 509 (5F)

Chair: Mitsuru Sugawara, Naoko Ideguchi

9:24 AM - 9:36 AM

[28Y-am03] Analysis of the doubt inquiry which calculated prevention addition for overlap prescription and drug interaction, and future's problem.

○Kumiko Mori1, Noa Suzuki1, Tatuya Suzuki1, Yuuko Yokomura1, Yuiko Ishii1 (1. pharmacy emu)

【背景・目的】重複投与・相互作用等防止加算は、2016年の改定から、算定対象が重複や相互作用のみならず、アレルギー歴や副作用歴、その他の薬学的観点からの疑義照会にまで拡大された。さらに、2018年の改定では点数が30点から40点にアップされた(残薬管理に係るものは除く)。これは薬剤師の職能が評価された部分であり、今後の対人業務の重要性と技量が問われるところであると考える。そこで今回は、当加算における疑義照会の内容と今後の課題などを報告する。

【方法】2018年4月1日~2019年10月30日の期間を対象に、当薬局で重複投与・相互作用等防止加算を算定した疑義照会の内容を後方視的に調査した。

【結果】全処方箋枚数54479枚のうち、残薬調整70件、それ以外は228件(用量調整58件、副作用歴・アレルギー歴44件、重複投与41件、既往歴32件、その他53件)であった。内容としては、近隣に耳鼻科があることから、熱性けいれん既往患者の鎮静性抗ヒスタミン薬の中止、もしくは鎮静効果の少ない抗ヒスタミン薬への変更が18件と一番多く、それ以外にも腎機能を考慮した用量・用法の提案や、代謝酵素阻害による処方変更の提案など多岐にわたっていた。

【考察】算定に至った事例を踏まえると、医薬品適正使用に貢献するためには、お薬手帳の啓蒙と丁寧な問診が重要であると再確認できた。保険薬局では、現在は病名や検査データー等の情報を入手しにくい状況であるが、今後、処方箋への検査値の記載や、香川県で進めている医薬連携・薬薬連携を重視した、基幹病院とWeb上で情報を交換するシステムに参加することで、さらに患者にとって有益な業務ができるのではないかと期待している。しかし、算定には薬剤師の資質によるところが大きく、各薬剤師間のレベルの差をどのように埋めていくのかが今後の課題とされる。