The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

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Luncheon Seminar

[LS11] DAICEL CORPORATION

Fri. Mar 27, 2020 12:30 PM - 1:30 PM [Room C] Room B-2 (2F)

Chair: Yasushi Fujio

12:30 PM - 1:00 PM

[LS11-1] Introduction of ”ActranzaTM lab.” of Novel Pyro-Drive Jet Injector

○Kunihiko Yamashita1,2 (1. Daicel Corporation, 2. Department of Device Application for Molecular Therapeutics, Osaka University Graduate School of Medicine)

ワクチンは、感染症予防に有用なだけでなく、がんに対する免疫療法の一つとしても研究がおこなわれている。これまでは、個々の感染症の原因ウイルス、細菌などの成分や、がん細胞に特異性のあるタンパク質を抗原として用いてきたが、近年になり抗原タンパク質をコードするDNAワクチンの開発がすすみ臨床試験などもおこなわれている。DNAワクチンは、従来のワクチンに比較し、製造に病原体の培養が必要でないこと、ウイルス変異に迅速に対応できるなどのメリットを有している。一方、DNAワクチンを用いて、有効な免疫を惹起する目的には、従来のニードルは効果的ではなく、ジェットインジェクターや、エレクトロポレーションなどの手法が用いられている。株式会社ダイセルでは、DNAワクチンにも応用可能な新規投与デバイスとして、 Pyro-drive jet injector (PJI) を開発し、大阪大学と共同でデバイスの応用研究を行い、動物実験モデルにおいて免疫応答を惹起することに成功した。PJIは、各種動物、マウス、ラット及びブタにおいて、免疫応答に重要である皮内投与が可能であり、従来のニードルを用いた場合に比べ、ルシフェラーゼ発現プラスミドを用いた評価系において、およそ7倍から470倍の遺伝子発現を誘導した。さらに、マウス、ラットを用いたモデルDNAワクチン(オボアルブミン発現プラスミドを抗原とした) 実験において、プラスミド用量依存的な抗体産生を誘導した。これ等の結果は、新規デバイスがDNAワクチン用投与デバイスとして有用であることを強く示唆した。これ等の結果をもとに、(株)ダイセルでは、新規動物実験用皮内投与デバイスとして、ActranzaTM lab. の有償サンプル提供を開始した。