日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S05] 生活習慣病研究の進展と創薬への展開

2021年3月27日(土) 13:15 〜 15:15 [D会場] 講演会場D (オンライン)

オーガナイザー:櫛山 暁史(明治薬大)、中津 祐介(広島大院医系科学)

 生活習慣病領域は、創薬のターゲットとして重視され、ここ10年程でSGLT2阻害薬など多くの画期的な新規薬剤が開発され実用化されたが、制圧にはまだ遠い状況である。例えば、糖尿病、肥満、非アルコール性脂肪性肝炎、サルコペニア、過食等、病因論的にも治療学的にも多くの課題が現在も残されている。生活習慣病は代謝の障害が臓器の障害として表出した病態であり、解決のためには基礎的な側面から様々な臓器の連関を含め、全身の代謝調節機構を深く理解し、肥満・糖尿病・脂質異常・高尿酸血症などの種々の疾病における代謝異常の機序を解明していく必要がある。
 本シンポジウムでは、生活習慣病に関する各研究領域の最先端の知見を、新進気鋭かつ第一人者となると予想される研究者が紹介し、討論する。参加者が系統的に理解しやすいよう、膵・肝・筋肉・脂肪・血管・中枢等の主要臓器における代謝を概説し、生活習慣病の病態を考える上で脚光を浴びつつある新規因子の話題を中心に構成する。
 本シンポジウムが、生活習慣病関連の研究マインドを刺激しアンメットメディカルニーズに応える端緒となることを期待している。

オーガナイザー挨拶:櫛山 暁史(明治薬大) (13:15 〜 13:18)

総括:中津 祐介(広島大院医系科学) (15:12 〜 15:15)

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