日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

大学院生・学部生シンポジウム

[GS01] 若手薬学研究者で加速させる感染症トランスレーショナルリサーチ

2021年3月27日(土) 09:30 〜 11:30 [E会場] 講演会場E (オンライン)

オーガナイザー:田代 渉(慶應大薬)、尾上 知佳(富山大院薬)

 抗菌薬が効かない耐性菌による感染症の年間死者数は、対策を講じなければ現在の70万人から 2050年には1千万人に増加すると報告されており、耐性菌感染症は世界における大きな脅威である。したがって抗菌薬の研究開発及び適正使用は喫緊の課題である。しかしながら、新規抗菌薬の開発数は減少傾向であり、耐性菌の増加に繋がる抗菌薬の乱用と誤用は依然として多い。
 本シンポジウムでは、基礎から臨床研究まで様々な背景で感染症研究に取り組む若手薬学研究者6人による発表を企画した。具体的には基礎研究が3題、臨床研究が3題である。上記の大きな脅威を克服したい、また医療現場の抗菌化学療法に貢献したいという強い信念を持つ若手研究者が、アカデミアで研究を日々積み重ね見つけ出した新しい医療の種(シーズ)を持ち寄り積極的に意見交換を行うことで、基礎と臨床の双方向からシーズが育成され、新しい医療を一日でも早く社会へ届けられると期待している。
 本シンポジウムを契機に基礎並びに臨床分野の若手研究者がより有機的に連携することにより、次世代の革新的な抗菌化学療法の開発に結び付き、人類の脅威であり世界的に問題となっている耐性菌感染症の克服に近付くと考える。

オーガナイザー挨拶:田代 渉(慶應大薬) (09:30 〜 09:35)

09:35 〜 09:53

○和木坂 樹1、遠藤 正也1、森田 大地1,2、鹿山 鎭男3,4,5、大田 篤6、熊谷 孝則1,2、丸山 史人6、菅井 基行3,4,5、黒田 照夫1,2 (1. 広島大薬、2. 広島大院医系微生物医薬品開発、3. 国立感染研薬剤耐性セ、4. 広島大院内感染セ、5. 広島大院医系薬剤耐性、6. 広島大学術社会連携室環境遺伝生態学)

総括:田代 渉(慶應大薬)、尾上 知佳(富山大院薬) (11:25 〜 11:30)

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