日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S12] 創薬・創剤における人工知能の活用

2021年3月27日(土) 15:45 〜 17:45 [E会場] 講演会場E (オンライン)

オーガナイザー:有馬 英俊(第一薬大)、関嶋 政和(東工大情報)

医薬品の研究開発は、医薬品原薬の創製(創薬)とそれを剤形化(創剤)する2つの分野に大別される。創薬の分野では、これまで定量的構造活性相関の研究などに機械学習が用いられてきたが、最近では、生命科学・医学・薬学に関するビッグデータを用いて、薬物-標的分子相互作用予測、有効性・安全性・ドラッグリポジショニング予測、ADMET予測などが、人工知能(AI)を用いて行われ、医薬品開発の効率化が図られている。創剤の分野でも、従来型の処方設計や剤形設計などから、AIを利用することにより連続生産やスケールアップを見据えた最適剤形・処方の構築や新規DDSの開発に向けた取組みも考えられている。これらに加えて、これらを現場レベルで実装するためには、研究者や開発者個人のAIリテラシーを高める必要もある。このような背景から、本シンポジウムでは、創薬や創剤へAIの活用の現状と今後の展開を把握することを目的とし、4名のシンポジストによる講演を企画した。第一薬大の有馬英俊先生には「機械学習・深層学習と創薬・創剤」、九州工大の山西芳裕先生には「機械学習によるデータ駆動型創薬」、東京工大の関嶋正和先生には「新薬研究・開発における人工知能の適用と高度化」、ヒューマノーム研究所の瀬々 潤先生には「実験中心の日本薬学会員の方々にも活用していただきたい人工知能技術」という構成である。本シンポジウムが、参加者の皆様の創薬・創剤の研究・開発等の一助になれば幸いです。

オーガナイザー挨拶:有馬 英俊(第一薬大) (15:45 〜 15:50)

総括:関嶋 正和(東京工大) (17:35 〜 17:45)

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