日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

大学院生・学部生シンポジウム

[GS02] 核酸医薬・遺伝子治療薬創出に向けたDDS技術開発 ~体内動態・細胞内動態制御から治療応用まで~

2021年3月27日(土) 15:45 〜 17:45 [F会場] 講演会場F (オンライン)

オーガナイザー:木村 誠悟(北⼤院薬)、加藤 直也(長崎大院医歯薬)

 21世紀に入り、低分子医薬から高分子医薬へと医薬品の概念も拡張し、遺伝子治療や再生医療など新たな治療法の道が切り開かれている。特に、核酸医薬・遺伝子治療薬は、近年スピンラザ®・オンパットロ®・コラテジェン®など既に国内でも承認され始め、難治性疾患に対する新たな治療法としてのさらなる展開が期待されている。一方で、核酸および遺伝子は、標的組織・細胞の作用部位までいかに送達するかが薬効を左右する鍵となるが、それら単体では膜透過性が低く、動態制御が困難であることから、核酸・遺伝子治療は最もDDS技術が必要とされる分野である。これまでに、脂質ナノ粒子、ミセル、コンジュゲート等、様々な核酸・遺伝子送達/導入技術の開発・研究が進められている。本シンポジウムでは、核酸・遺伝子送達過程に存在する生体内障壁を、それらの技術がいかに克服し、治療へ応用するかを学び、治療用核酸・遺伝子の体内動態・細胞内動態制御のための方法論を議論する。

オーガナイザー挨拶(趣旨説明):加藤 直也(長崎大院医歯薬) (15:45 〜 15:50)

総括:木村 誠悟(北大院薬) (17:38 〜 17:45)

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