日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S20] 老化と眼疾患ーいつまでも健康な視機能をー

2021年3月28日(日) 13:15 〜 15:15 [D会場] 講演会場D (オンライン)

オーガナイザー:中澤 洋介(慶應大薬)、長井 紀章(近畿大薬)

眼科領域は薬学における研究,教育,薬学臨床業務において,必ずしも一般的ではないが,医療の歴史を俯瞰してみると,角膜移植やiPS細胞の網膜組織再生医療など,常に最先端に医療を提供してきた分野である。また超高齢化社会を迎え,近年では“見え方”の質,通称Quality of Vision(QOV)の追求が広く浸透し,眼科領域研究の重要性は医学だけでなく,薬学研究・臨床業務においてもますます高まっている。本シンポジウムでは,“加齢に伴う眼組織機能変化とその予防法”に焦点を当て,まず岐阜薬科大学 原 先生に眼の老化とアンチエイジング対策をご説明頂いた後,加齢に伴う水晶体及び網膜疾患とその予防法を金沢医科大学 久保 先生と富山大学 細谷 先生にそれぞれお話しいただく。さらに,加齢により目における生体機能がどのように変化するのかをオートファジーを中心に東京大学/順天堂大学 医学部 森下 先生 にご説明いただくとともに,摂南大学 奈邉 先生にアレルギーと炎症のアンチエイジングについて概説いただく。このように本シンポジウムは,薬学に関する眼科研究をアップデートすることを目的とし,眼科領域研究の最先端の研究をなさっている5名の先生方に,各種疾患にまつわる課題や最新の話題提供が組み込まれた構成から成り立っている。本シンポジウムがきっかけとなり,多くの方々に眼に興味を持って頂き,超高齢社会のQOV向上に役立てば本望である。

オーガナイザー挨拶:中澤 洋介(慶應大薬) (13:15 〜 13:20)

総括・総合討論:長井 紀章(近畿大薬) (15:00 〜 15:15)

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