日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S24] 抗ウイルス感染症研究のフロンティア ―横断的研究・開発の可能性―

2021年3月28日(日) 13:15 〜 15:15 [H会場] 講演会場H (オンライン)

オーガナイザー:岩谷 靖雅(国立病院名古屋医療セ臨床研セ)、三隅 将吾(熊大院薬グローバル天然物科学研究セ)、玉村 啓和(東京医歯大生材研)

2020年、突如、全世界に拡大した新型コロナウイルス感染症(Covid-19)は本邦においても新たな脅威となった。起因ウイルスであるSARSコロナウイルス2型(SARS-CoV-2)は、いわば新興感染症ウイルスであったため、SARS-CoV-2に対する検査も感染予防も、さらには治療法も手探り状態であった。このように急速に拡大する新興感染症ウイルスに即応すべき局面では、一からの治療薬・ワクチン開発には膨大な時間がかかるため、ドラッグ・リポジショニングなどを可能とする横断的な基盤情報は欠かせない。将来起こりうる新興ウイルス感染症に備えるためにも、今、ウイルス種の垣根を超え、共通した阻害原理を再考すべきである。前年度Covid-19を予期するかのように、「抗ウイルス研究フロンティア」からこうした研究コンセプトに基づくシンポジウムが企画されたが、講演は実現しなかった。そこで、今回、改めて、横断的な創薬研究につながる可能性が高い2つのトピック: キレート薬剤とSARS-CoV-2に対する治療薬・ワクチンの開発、について講演いただく。本シンポジウムが、抗ウイルス創薬研究だけでなく、薬学分野における多面的要素を活かした感染症治療・対策への糸口となれば幸いである。

趣旨説明:岩谷 靖雅1,2(1. 国立病院名古屋医療セ臨床研セ,2. 名大院医) (13:15 〜 13:20)

まとめ:三隅 将吾(熊大院薬グローバル天然物科学研究セ) (15:10 〜 15:15)

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