日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S35] タンパク質高速分子動画に向けた光薬理学の新展開

2021年3月29日(月) 09:30 〜 11:30 [E会場] 講演会場E (オンライン)

オーガナイザー:永澤 秀子(岐阜薬大)、清中 茂樹(名大院工)

生命現象を支えているタンパク質の機能や制御機構を理解するためには、タンパク質中で実際に起こる化学反応や構造変化を追跡することが不可欠である。最近になり、X線自由電子レーザー(XFEL)を用いることで、光をトリガーとした高速分子動画撮像が実現された。しかし、光で活性化されるタンパク質はロドプシンなどごく一部に限られる。薬物に光スイッチを導入した光薬理学ツールはその問題点を克服し、様々なタンパク質の高速分子動画撮像を可能にすることが期待される。そこで、本シンポジウムでは、XFELを使った高速分子動画に関する先駆的な研究成果から、最新の光薬理学的手法を紹介する。特に、光薬理学手法に関しては、高速分子動画への応用に限らず、細胞機能の新たな制御方法としての可能性に関しても議論する。

趣旨説明:清中 茂樹(名大院工) (09:30 〜 09:33)

総括:永澤 秀子(岐阜大薬) (11:27 〜 11:30)

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