日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S41] 環境・衛生部会衛生試験法シンポジウム:微生物検査による食品・環境衛生管理の新展開

2021年3月29日(月) 13:15 〜 15:15 [I会場] 講演会場I (オンライン)

オーガナイザー:杉田 隆(明治薬大)、香川 聡子(横浜薬大)

衛生試験法における微生物検査の対象検体は食品や環境にわたり、またその対象微生物も細菌、真菌、ウイルス、原虫・蠕虫と幅広い。本シンポジウムでは、食品および環境検体における微生物検査研究の最前線で活躍される先生方から、微生物検査の新たな展開について紹介して頂く予定である。
食品についてはHACCPに基づいた衛生管理が求められるが、各工程と最終製品の微生物学的検査を行うことにより、安全性の評価が行われている。千葉隆司先生より、食品の迅速検出法を中心にご講演を頂く。
生ワクチンは、糞便を介した環境中への拡散が問題となる。このため、ポリオウイルス(PV)の環境水サーベイランスは重要な意味をもつ。吉田弘先生より、下水からのPVに加えて、新型コロナウイルス検出研究の現状についてご講演を頂く。
本邦では地震や台風などの自然災害の危険にさらされることが多い。水害を受けた家屋では真菌が異常増殖し、それに伴い健康被害が生じることもある。渡辺麻衣子先生より、津波浸水被害が甚大だった地域における室内の真菌調査およびそれがもたらす健康リスクについてご講演を頂く。
食品や環境検体の微生物検査では特定の微生物種を対象としてきたが、検体中に存在する微生物を群集構造として解析することも可能となった。川井眞好先生より、環境中の微生物群衆構造の解析例をもとに環境衛生管理への適用可能性についてご講演を頂く。

オーガナイザー挨拶:杉田 隆(明治薬大)・香川 聡子(横浜薬大) (13:15 〜 13:20)

追加発言:環境微生物検体に対するハイスループットシーケンスの実践:杉田 隆(明治薬大) (15:00 〜 15:05)

総括:杉田 隆(明治薬大)・香川 聡子(横浜薬大) (15:05 〜 15:15)

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