日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S44] スフィンゴ脂質生物学と治療

2021年3月29日(月) 15:45 〜 17:45 [I会場] 講演会場I (オンライン)

オーガナイザー:北谷 和之(摂南⼤薬)、中村 浩之(千葉⼤院薬)

スフィンゴ脂質は,細胞シグナル伝達経路や生物応答において重要な生物活性分子として機能している.これまでに30種以上のスフィンゴ脂質代謝を担う酵素および200種以上の分子種が同定されており,スフィンゴ脂質の代謝とシグナル伝達は複雑である.感染症,インスリン抵抗性,免疫疾患,心血管疾患,神経変性疾患,スフィンゴ脂質症,がんなどの疾患を対象としたスフィンゴ脂質研究が展開されている.とくにスフィンゴ糖脂質,スフィンゴシン−1−リン酸,スフィンゴミエリンやセラミド分子の生物活性や代謝の研究が進んでいる.しかしながら,その代謝酵素調節の分子メカニズムの解明,細胞内シグナル伝達制御,脂質-タンパク質分子認識および治療アプローチを含む分子基盤における課題に依然として直面している.当シンポジウムでは,このスフィンゴ脂質の生命科学とこれを基盤とした創薬研究に着目し,これらの最新の知見について議論する.

Opening remarks: Hiroyuki Nakamura (Grad. Sch. Pharm. Sci., Chiba Univ.) (15:45 〜 15:50)

Closing remarks: Kazuyuki Kitatani (Fac. Pharm. Sci, Setsunan Univ.) (17:40 〜 17:45)

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