[P-026-B] 術後乳がんにおける服薬後フォローアップが早期の副作用対策に貢献した症例
【目的】
2022年11月、経口抗がん剤のティーエスワンⓇについて、内分泌療法剤との併用で、「ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法」に対して適応が追加され、乳がん患者に対する新たな治療の選択肢となった。当薬局は適切な薬物療法を行うため継続的な服薬後フォローアップ(以下、FU)を組織的に実施している。その結果、早期に副作用対策に貢献した症例を報告する。
【症例】
60歳代、女性。乳がんの術後1ヶ月後よりティーエスワンⓇ120mg/日とアナストロゾール錠1mgの内服が開始され、1クール目と3クール目にFUを行った。
1クール・Day7(電話FU):聞き取りのもと、CTCAE5.0による副作用評価を行い、悪心・食欲不振(Grade2)であると判断。患者からの内服継続希望の旨と、制吐剤としてメトクロプラミドの処方提案をトレーシングレポート(以下、TR)にて行った。
1クール・Day11(来局):背中の痒みがあり受診。フェキソフェナジン、ジフルプレドナート軟膏とTRにて処方提案したメトクロプラミドが処方された。
2クール・Day1(来局):ティーエスワンⓇ休薬期間の悪心症状は軽減、痒みは消失していることを確認した。下痢(Grade1)に対してロペラミドが頓用で処方された。色素沈着(Grade1)の訴えあり。
3クール・Day1(来局):悪心に加え、動悸(Grade1)、末梢神経障害(Grade2)の発現のためティーエスワンⓇの内服中断があり、本クールよりティーエスワンⓇ100mg/日へ減量にて再開となった。
3クール・Day8(電話FU):ティーエスワンⓇ減量後、悪心症状は軽減していることを確認。内服は継続できており、引き続きFU予定。
【考察】
本症例では、FUを行い処方医へTRにて報告することで、副作用の軽減および薬物治療の継続に貢献できた。さらに、治療の経過に伴い副作用のGradeや体調は変化するため、用量の変更や、副作用に対する薬剤が追加になった場合も継続的にFUを行うことが重要であると考える。
2022年11月、経口抗がん剤のティーエスワンⓇについて、内分泌療法剤との併用で、「ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法」に対して適応が追加され、乳がん患者に対する新たな治療の選択肢となった。当薬局は適切な薬物療法を行うため継続的な服薬後フォローアップ(以下、FU)を組織的に実施している。その結果、早期に副作用対策に貢献した症例を報告する。
【症例】
60歳代、女性。乳がんの術後1ヶ月後よりティーエスワンⓇ120mg/日とアナストロゾール錠1mgの内服が開始され、1クール目と3クール目にFUを行った。
1クール・Day7(電話FU):聞き取りのもと、CTCAE5.0による副作用評価を行い、悪心・食欲不振(Grade2)であると判断。患者からの内服継続希望の旨と、制吐剤としてメトクロプラミドの処方提案をトレーシングレポート(以下、TR)にて行った。
1クール・Day11(来局):背中の痒みがあり受診。フェキソフェナジン、ジフルプレドナート軟膏とTRにて処方提案したメトクロプラミドが処方された。
2クール・Day1(来局):ティーエスワンⓇ休薬期間の悪心症状は軽減、痒みは消失していることを確認した。下痢(Grade1)に対してロペラミドが頓用で処方された。色素沈着(Grade1)の訴えあり。
3クール・Day1(来局):悪心に加え、動悸(Grade1)、末梢神経障害(Grade2)の発現のためティーエスワンⓇの内服中断があり、本クールよりティーエスワンⓇ100mg/日へ減量にて再開となった。
3クール・Day8(電話FU):ティーエスワンⓇ減量後、悪心症状は軽減していることを確認。内服は継続できており、引き続きFU予定。
【考察】
本症例では、FUを行い処方医へTRにて報告することで、副作用の軽減および薬物治療の継続に貢献できた。さらに、治療の経過に伴い副作用のGradeや体調は変化するため、用量の変更や、副作用に対する薬剤が追加になった場合も継続的にFUを行うことが重要であると考える。