[EUS2-1] 今後さらに重要になる薬剤師業務は何か
薬局薬剤師の業務の基本は、処方箋に基づく医薬品を適切に患者に提供し、併せて、安全性及びアドヒアランス等に関して、適切に対応していくことが求められると考えられる。そのような中、平成30年12月25日に報告された「令和薬機法等制度改正に関するとりまとめ(厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会)」において、『患者に対して一元的・継続的な薬物療法を提供することが重要である。 そのためには、薬剤師は、調剤時のみならず医薬品の服用期間を通じて、服薬状況の把握(服薬アドヒアランスや有効性の確認、薬物有害事象の発見等)による薬学的管理を継続的に実施する必要がある』として、服用期間を通じた継続的な薬学的管理と患者支援について、令和元年の薬機法等改正が実施され、薬剤師に新たな重要な業務が課せられた。
このような背景等を踏まえ、令和2年~4年の3年間、厚生労働科学研究において、「薬剤師の職能発揮のための薬学的知見に基づく継続的な指導等の方策についての調査研究」を実施した。本教育アップデートセミナーでは、これらの研究成果等を踏まえ、精神科系医療を含めた薬局薬剤師全般にとって、今後さらに重要になる薬剤師業務とは何かについて、その根拠も含めてお話したい。
このような背景等を踏まえ、令和2年~4年の3年間、厚生労働科学研究において、「薬剤師の職能発揮のための薬学的知見に基づく継続的な指導等の方策についての調査研究」を実施した。本教育アップデートセミナーでは、これらの研究成果等を踏まえ、精神科系医療を含めた薬局薬剤師全般にとって、今後さらに重要になる薬剤師業務とは何かについて、その根拠も含めてお話したい。