[EUS2-4] 睡眠障害(不眠症)患者の対応
日本人の平均睡眠時間は7時間22分となっており、OESC加盟33カ国の平均睡眠時間の8時間28分より、1時間以上短い結果が出ている。一般成人の30から40%が、不眠症状を有しており、そのうち、慢性不眠の症状が成人のうち約10%に見られ、その原因として、慢性的なストレス、精神疾患、神経疾患、薬剤の副作用等が挙げられる。国民の約5%が、不眠症治療薬を服用している。(e-ヘルスネットより)
睡眠に関連する商品は、不眠症治療剤や漢方製剤だけでなく、健康食品、枕やマットレスなど寝具に至るまで、市場の幅が広がっており、国民の睡眠に対する意識が高いことが推測される。
睡眠について、「早寝早起きが良い」、「8時間睡眠をとることが健康に良い」など、多くの諸説があったが、エビデンスの積み重ねによって、変わってきている。
不眠症の治療は、ベンゾジアゼピン系を中心に、薬物療法を主体になっていた。薬物療法を受けていた患者は、満足な睡眠が得られない場合、不眠症治療剤への欲求や依存度が高まり、多剤併用や、ベンゾジアゼピン系薬剤の依存が多く見られるようになっていた。
厚生労働省は、2014年に、「健康づくりのための睡眠指針2014」を発表し、より良い睡眠を得るための生活の指針を公表した。2023年12月には、最新のエビデンスや生活様式の変化に合わせて、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が公表されている。
薬局における窓口業務において、不眠症治療剤が処方されている患者の対応や、患者の状態を把握、フォローアップのポイントについて、指導例や会話例、対応例を紹介し、患者指導の参考になれる講演を行いたい。
睡眠に関連する商品は、不眠症治療剤や漢方製剤だけでなく、健康食品、枕やマットレスなど寝具に至るまで、市場の幅が広がっており、国民の睡眠に対する意識が高いことが推測される。
睡眠について、「早寝早起きが良い」、「8時間睡眠をとることが健康に良い」など、多くの諸説があったが、エビデンスの積み重ねによって、変わってきている。
不眠症の治療は、ベンゾジアゼピン系を中心に、薬物療法を主体になっていた。薬物療法を受けていた患者は、満足な睡眠が得られない場合、不眠症治療剤への欲求や依存度が高まり、多剤併用や、ベンゾジアゼピン系薬剤の依存が多く見られるようになっていた。
厚生労働省は、2014年に、「健康づくりのための睡眠指針2014」を発表し、より良い睡眠を得るための生活の指針を公表した。2023年12月には、最新のエビデンスや生活様式の変化に合わせて、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が公表されている。
薬局における窓口業務において、不眠症治療剤が処方されている患者の対応や、患者の状態を把握、フォローアップのポイントについて、指導例や会話例、対応例を紹介し、患者指導の参考になれる講演を行いたい。