第18回日本薬局学会学術総会

講演情報

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー2

2024年11月2日(土) 12:00 〜 13:00 第2会場 (5階 503)

座長:杉本 修康(株式会社わかば 代表取締役社長) ファシリテーター:中尾 豊(株式会社カケハシ 代表取締役社長)

共催:株式会社カケハシ

[LS2-1] 確実な成果を出す薬局DX ~理論から実践へ~

磯部 政利 (株式会社杏林堂薬局 上席執行役員 調剤・漢方・営業統括本部長 兼 開業支援室 室長)

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 薬局DXの推進が叫ばれて久しく、その重要性について異を唱える薬局企業はほとんど存在しないだろう。しかし、薬局DXの一環としてシステムを導入したものの、活用が進まずにお悩みの企業も少なくないのが現状である。

 本講演では、薬局DXにおいて確実な成果をあげるための具体的なハウツーと取り組みのリアルについて、調剤事業運営及び人材教育それぞれの立場からお話する。

 医療的な価値を患者に届けるためにどのような取り組みを実施し、いかにして成果を上げているのか。取り組み開始から定着に至るまでの過程において、現場からの異議や反感を解消しつつ、経営層・管理者・現場がいかに一体となって取り組みPDCAを回しているのか。
 デジタル活用が当たり前となるこれからの時代において、薬剤師のITリテラシーをどのように向上させていけばよいのか。教育のアプローチだからこそできる、デジタルを使いこなし、データをもとに「考え、行動できる薬剤師」の育て方とは。
 上述の内容を踏まえ、総合討論では、株式会社わかばの杉本氏、株式会社カケハシの中尾氏とともに議論する。

 経営層や現場の管理者のみならず、薬局現場で働いている方々にも、「薬局DXとは何なのか?」「経営層や管理者は何を考え、薬局DXを推進しているのか?」を具体的に知ることができる内容となっている。このセミナーを通じて、単なる業務効率化にとどまらない、真のトランスフォーメーションを実現するための具体的な取り組みを学び、実践に役立てていただけることを期待する。