[P-080-B] 入力代行の導入による業務効率化についての検討
【目的】調剤報酬改定の度に、点数項目が増加また複雑化し、レセコンへの入力が煩雑になる傾向にあり、事務員は処方箋内容の入力業務に追われる時間が多い。そのため、処方箋入力の外部委託を導入し、業務の効率化に繋がるか検討した。
【方法】処方箋自動入力システム(以下、入力代行)を導入し、1.読み取り時間(受付した処方箋を専用スキャナで入力代行会社へ送信し、データ化された情報を受け取るまでの時間)、2.入力時間(電子データを基にレセコンへ外部から遠隔で入力する時間)、3.入力代行を利用した入力中に事務員が入力業務から離席できる時間を測定し、入力業務に割く時間をどれだけ他の業務に移行できるかについて検討した。
【結果】入力代行使用期間中に受付した処方箋117枚の1枚当たりの1.読み取り時間は2.5±1.4分(中央値 2分)、2.入力時間は1.5±0.9分(中央値 1分)であった。入力代行使用期間前に事務員が入力した場合の処方箋受付から入力完了までの処方箋81枚の1枚当たりの時間は0.7±0.3分(中央値0.6分)のため、処方箋1枚における入力完了までの時間は、入力代行使用の方が事務員による入力より長くなった。次に、3.入力代行使用中に事務員が入力業務から離席出来る時間は、処方箋1枚当たり0.4±0.4分(中央値0.3分)であった。
【考察】入力代行使用により、処方箋の入力時間は長くなる結果となったが、一方で、入力中でも事務員が入力業務から離席出来る時間が0.4±0.4分あった。この隙間時間を有効に活用することで、事務業務を効率化することが出来る。当薬局は、処方内容に関して患者固有の内容のため入力代行中に修正が必要などの理由から、遠隔入力中もレセコン付近から離れることが出来ず、隙間時間を有効に活用しにくい薬局であったが、処方内容が簡易で修正等がなく、遠隔入力中も他の業務を行うことが可能な薬局であれば、業務の効率化に繋がるのではないかと考える。
【方法】処方箋自動入力システム(以下、入力代行)を導入し、1.読み取り時間(受付した処方箋を専用スキャナで入力代行会社へ送信し、データ化された情報を受け取るまでの時間)、2.入力時間(電子データを基にレセコンへ外部から遠隔で入力する時間)、3.入力代行を利用した入力中に事務員が入力業務から離席できる時間を測定し、入力業務に割く時間をどれだけ他の業務に移行できるかについて検討した。
【結果】入力代行使用期間中に受付した処方箋117枚の1枚当たりの1.読み取り時間は2.5±1.4分(中央値 2分)、2.入力時間は1.5±0.9分(中央値 1分)であった。入力代行使用期間前に事務員が入力した場合の処方箋受付から入力完了までの処方箋81枚の1枚当たりの時間は0.7±0.3分(中央値0.6分)のため、処方箋1枚における入力完了までの時間は、入力代行使用の方が事務員による入力より長くなった。次に、3.入力代行使用中に事務員が入力業務から離席出来る時間は、処方箋1枚当たり0.4±0.4分(中央値0.3分)であった。
【考察】入力代行使用により、処方箋の入力時間は長くなる結果となったが、一方で、入力中でも事務員が入力業務から離席出来る時間が0.4±0.4分あった。この隙間時間を有効に活用することで、事務業務を効率化することが出来る。当薬局は、処方内容に関して患者固有の内容のため入力代行中に修正が必要などの理由から、遠隔入力中もレセコン付近から離れることが出来ず、隙間時間を有効に活用しにくい薬局であったが、処方内容が簡易で修正等がなく、遠隔入力中も他の業務を行うことが可能な薬局であれば、業務の効率化に繋がるのではないかと考える。