[P-149-B] 田辺薬局における患者満足度(CS)向上への取り組み <意見箱の導入から15年>
【目的】我々向上チームは、2009年から「薬局利用者の満足度向上」の為に匿名型意見箱導入し、薬局利用者の意見を収集、解析を行っている。今回14年間に集計された意見の検討を行った結果、得られた見解を報告する。
【方法】集計期間は、2009年~2023年である。意見総数は、430件である。意見は、「接客・設備(賛辞)」、「設備(要望・苦情)」、「接客(要望・苦情)総数」、「接客(要望・苦情)待ち時間」の4項目に分けて集計した。集計期間を上半期(2009年~2016年)と下半期(2017年~2023年)に分け、総意見数および意見4項目の減少率を比較し、今後どのようにして業務に反映していくかを検討した。
【結果】集計結果は、『「接客・設備(賛辞)」上半期75件、下半期26件。「設備(要望・苦情)」上半期154件、下半期15件。「接客(要望・苦情)総数」上半期133件、下半期27件。「接客(要望・苦情)待ち時間」上半期54件、下半期24件。』であった。減少率は、意見総数82%、接客・設備(賛辞)65%、設備(要望・苦情)90%、接客(要望・苦情)総数80%、接客(要望・苦情)待ち時間は、56%であった。
【考察】賛辞は、総意見数の減少に伴い、減少したと考える。賛辞は内容のみ共有し、設備の向上や社員のモチベーション向上に繋げている。設備(要望・苦情)の減少率は、薬局利用者の満足度の上昇に起因していると考える。「接客(要望・苦情)総数」の減少率は大幅に改善しているが、「待ち時間」については減少率が56%にとどまっている。「待ち時間短縮」は、すぐに改善に取り組む最重要課題であると考える。
我々は、薬局利用者の意見の解析は、薬局利用者の満足度向上に有用な方法であり、今後の課題を明確化させる有用な方法であると考える。
【方法】集計期間は、2009年~2023年である。意見総数は、430件である。意見は、「接客・設備(賛辞)」、「設備(要望・苦情)」、「接客(要望・苦情)総数」、「接客(要望・苦情)待ち時間」の4項目に分けて集計した。集計期間を上半期(2009年~2016年)と下半期(2017年~2023年)に分け、総意見数および意見4項目の減少率を比較し、今後どのようにして業務に反映していくかを検討した。
【結果】集計結果は、『「接客・設備(賛辞)」上半期75件、下半期26件。「設備(要望・苦情)」上半期154件、下半期15件。「接客(要望・苦情)総数」上半期133件、下半期27件。「接客(要望・苦情)待ち時間」上半期54件、下半期24件。』であった。減少率は、意見総数82%、接客・設備(賛辞)65%、設備(要望・苦情)90%、接客(要望・苦情)総数80%、接客(要望・苦情)待ち時間は、56%であった。
【考察】賛辞は、総意見数の減少に伴い、減少したと考える。賛辞は内容のみ共有し、設備の向上や社員のモチベーション向上に繋げている。設備(要望・苦情)の減少率は、薬局利用者の満足度の上昇に起因していると考える。「接客(要望・苦情)総数」の減少率は大幅に改善しているが、「待ち時間」については減少率が56%にとどまっている。「待ち時間短縮」は、すぐに改善に取り組む最重要課題であると考える。
我々は、薬局利用者の意見の解析は、薬局利用者の満足度向上に有用な方法であり、今後の課題を明確化させる有用な方法であると考える。