[P-154-A] 保険薬局に在籍する管理栄養士の卒後研修に対する取り組みについて
【目的】薬局業界の物から人への変革に伴い、保険薬局に勤務する管理栄養士は、食事・栄養相談の機会が増え、それに的確に回答する専門性の高さが求められている。しかし、卒後の専門知識習得は自己研鑽に委ねられている。そのため当社では管理栄養士に対し勉強会を行っている。本研究では2023年4月より食事や栄養の知識を補填する勉強会を毎月行い、その参加状況や今後の課題の明確化を目的としアンケート調査を実施した。
【方法】調査期間は、2023年10月18日~11月30日。調査対象はI&H株式会社に所属する管理栄養士とした。アンケートは、Microsoft formsを用い、オンライン同意を取得した研究対象者に実施した。調査項目は、勉強会の認知度、参加件数等とした。本調査は、I&H学術研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】本調査は61名の回答を得た。勉強会の認知度は87%、参加経験があるのは57%であった。参加できなかった者の80%が参加できる時間帯ではなかったと回答している。参加したくなる工夫として、勉強会の日時・告知方法・配信方法の改善が多かった。95%が今後は参加したいと回答していた。また、社外の食事・栄養に関する勉強会への参加率は43%であった。
【考察】管理栄養士の勉強会への参加意欲は高く、栄養の勉強会へのニーズはあることがわかった。しかし、実際の参加人数は約半数であった。参加できなかった管理栄養士についても、知識の補填に必要性を感じているが、薬局内での栄養管理業務に加え、事務業務も兼務していることで、業務の調整が難しく参加が困難な場合があると考える。また勉強会の参加に対しては、薬局内での理解を得る必要もあるため、管理栄養士だけでなく他職種も参加しやすい形態の模索も不可欠と推察した。
【方法】調査期間は、2023年10月18日~11月30日。調査対象はI&H株式会社に所属する管理栄養士とした。アンケートは、Microsoft formsを用い、オンライン同意を取得した研究対象者に実施した。調査項目は、勉強会の認知度、参加件数等とした。本調査は、I&H学術研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】本調査は61名の回答を得た。勉強会の認知度は87%、参加経験があるのは57%であった。参加できなかった者の80%が参加できる時間帯ではなかったと回答している。参加したくなる工夫として、勉強会の日時・告知方法・配信方法の改善が多かった。95%が今後は参加したいと回答していた。また、社外の食事・栄養に関する勉強会への参加率は43%であった。
【考察】管理栄養士の勉強会への参加意欲は高く、栄養の勉強会へのニーズはあることがわかった。しかし、実際の参加人数は約半数であった。参加できなかった管理栄養士についても、知識の補填に必要性を感じているが、薬局内での栄養管理業務に加え、事務業務も兼務していることで、業務の調整が難しく参加が困難な場合があると考える。また勉強会の参加に対しては、薬局内での理解を得る必要もあるため、管理栄養士だけでなく他職種も参加しやすい形態の模索も不可欠と推察した。