[P-156-C] 薬剤師国家試験を基にした「薬局実務実習用アプリ」の開発と実習生への意識調査
【目的】
薬学教育モデル・コア・カリキュラム記載項目「薬物治療の実践的能力」に関して、実務実習で学ぶべき内容は、指導薬剤師や実習店舗に任されており、実習内容に差が生じうる。そこで、国家試験の内容は、実務実習で習得すべき内容であることから、国家試験を基にした実務実習用アプリを開発し、指導ツールとして活用した。
【方法】
第99回~108回薬剤師国家試験の問題を用いて出題ランキングを作成し、出題時系列順に表示させた。処方箋QRコードや医薬品GS-1コードを用い、服薬指導する処方に関する出題を投薬前に確認した。解説は指導薬剤師が作成し、実習で学ぶべき内容を組み込んだ。「類問を解く」機能により、備蓄のない類薬に関する問題も解けるようにした。また、疾患名、病態、検査項目、出題区分、医薬品と関連のない出題について、キーワード検索機能も設けた。
実習生9名に対して、アプリを用いた実習に関するアンケートを行った。
【結果】
国家試験を意識しながら実習する利点について、「すごくある」が67%であった。
「実習にアプリは役に立った」、「毎日使用したい」が各100%であった。特に役立った項目は、過去問表示、キーワード検索、指導薬剤師作成解説、暗記法、添付文書閲覧機能であった。投薬する薬剤に関する出題を知る利点として、「監査時の注意点を意識でき、そこから出題意図が汲み取れた」、「患者さんに伝えるべき内容を把握できた」などの意見が挙げられた。
アプリについて、「実習で全分野を学べた」、「類問検索で店舗にない薬剤も学べた」、「薬剤毎に時系列で過去問を振り返れた」、「隙間時間が有効活用できた」、「実習後も活用したい」、「卒試、国家試験の勉強にも有用」は各100%であった。
【考察】
実務実習用アプリにて、全分野を網羅でき、指導薬剤師間の指導内容の差を少なくできるという意見が示されたことから、実務実習に活用できることを確認した。
薬学教育モデル・コア・カリキュラム記載項目「薬物治療の実践的能力」に関して、実務実習で学ぶべき内容は、指導薬剤師や実習店舗に任されており、実習内容に差が生じうる。そこで、国家試験の内容は、実務実習で習得すべき内容であることから、国家試験を基にした実務実習用アプリを開発し、指導ツールとして活用した。
【方法】
第99回~108回薬剤師国家試験の問題を用いて出題ランキングを作成し、出題時系列順に表示させた。処方箋QRコードや医薬品GS-1コードを用い、服薬指導する処方に関する出題を投薬前に確認した。解説は指導薬剤師が作成し、実習で学ぶべき内容を組み込んだ。「類問を解く」機能により、備蓄のない類薬に関する問題も解けるようにした。また、疾患名、病態、検査項目、出題区分、医薬品と関連のない出題について、キーワード検索機能も設けた。
実習生9名に対して、アプリを用いた実習に関するアンケートを行った。
【結果】
国家試験を意識しながら実習する利点について、「すごくある」が67%であった。
「実習にアプリは役に立った」、「毎日使用したい」が各100%であった。特に役立った項目は、過去問表示、キーワード検索、指導薬剤師作成解説、暗記法、添付文書閲覧機能であった。投薬する薬剤に関する出題を知る利点として、「監査時の注意点を意識でき、そこから出題意図が汲み取れた」、「患者さんに伝えるべき内容を把握できた」などの意見が挙げられた。
アプリについて、「実習で全分野を学べた」、「類問検索で店舗にない薬剤も学べた」、「薬剤毎に時系列で過去問を振り返れた」、「隙間時間が有効活用できた」、「実習後も活用したい」、「卒試、国家試験の勉強にも有用」は各100%であった。
【考察】
実務実習用アプリにて、全分野を網羅でき、指導薬剤師間の指導内容の差を少なくできるという意見が示されたことから、実務実習に活用できることを確認した。