第18回日本薬局学会学術総会

講演情報

シンポジウム

シンポジウム14
「薬局薬剤師による在宅緩和医療への参画 ~とりあえず始めてみよう~」

2024年11月3日(日) 09:00 〜 10:30 第5会場 (3階 313+314)

座長:柳樂 晃洋(日本保険薬局協会 専務理事)

[SY14-4] 多死社会の到来!薬局薬剤師ができる在宅緩和ケアの実践と重要性

小林 篤史 (在宅医療特化型 カリン薬局 代表取締役)

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 日本は高齢化の進展に伴って、死亡数が急増すると言われています。「多死社会」の到来で、今後は病院で死ねない「死に場所難民」の増加も予測されています。その対策として在宅死を支えていく医療・介護・福祉の連携体制を整備していくことが重要であり、薬局薬剤師は医療の側面と公衆衛生の向上による取り組みから広く役割を担っていると思われる。しかし、人生の最終段階の患者さんへの訪問薬剤管理指導を実施している薬局はわずか26%にとどまるというデータもあります。人生の最終段階の患者さんへ薬物療法が全てではありませんが、薬物療法によって少しでも”自分らしさ”を手に入れ苦痛が改善される方も多くおられます。具体的にどのようなことをしていくことが必要なのか?皆さんと一緒に考えていきたいと思います。