[SY5-3] 地域住民の健康をサポートするための医療DXと薬剤師の果たすべき役割
地域包括ケアシステムにおいて、薬局・薬剤師は一人ひとりの患者様に継続的・長期的に向き合える体勢を整え、薬や体調についていつでも相談できる存在として地域の医療をつなぐ存在となる必要があります。そして、一人ひとりの患者様に対して適切な薬物治療・服薬フォローを継続的・長期的に行うためには、患者様情報を一元・継続管理する必要があります。
そういった中で電子お薬手帳アプリは、患者様の処方された薬、服薬記録、血圧、脈拍、体重などの日常バイタル管理、病院での検査値記録、服薬フォロー機能が備わっており患者様情報を一元・継続管理していく上で重要な管理ツールであるといえます。
しかし、お薬手帳アプリ所持者でも月に1度も使用しない方が5割以上で、月に1~3日しかアプリを起動しない方がほとんどです。お薬手帳は調剤の際に提出するものであり、必然的にアプリの利用頻度も下がる傾向にあります。また、病院の検査データを記録する際は、目視で確認しながら手入力で検査値をお薬手帳アプリに記録せざるを得ない状況のため、確認漏れや転記間違いなどの発生リスクがあります。このように、患者様情報の一元・継続管理していくうえで、電子お薬手帳の利用頻度の向上と医療機関同士の情報連携が課題となっています。
今回は、電子お薬手帳アプリ所持者が日常バイタルを記録するきっかけづくりのサービスと日々の健康情報を活用した副作用管理等の取組と地域医療機連携システム導入によって得られた患者様情報共有による在宅医療・抗がん剤等の薬物治療サポート・フォローの取組をご紹介し、医療DXの中で薬剤師の果たすべき役割を考察したいと考えています。
そういった中で電子お薬手帳アプリは、患者様の処方された薬、服薬記録、血圧、脈拍、体重などの日常バイタル管理、病院での検査値記録、服薬フォロー機能が備わっており患者様情報を一元・継続管理していく上で重要な管理ツールであるといえます。
しかし、お薬手帳アプリ所持者でも月に1度も使用しない方が5割以上で、月に1~3日しかアプリを起動しない方がほとんどです。お薬手帳は調剤の際に提出するものであり、必然的にアプリの利用頻度も下がる傾向にあります。また、病院の検査データを記録する際は、目視で確認しながら手入力で検査値をお薬手帳アプリに記録せざるを得ない状況のため、確認漏れや転記間違いなどの発生リスクがあります。このように、患者様情報の一元・継続管理していくうえで、電子お薬手帳の利用頻度の向上と医療機関同士の情報連携が課題となっています。
今回は、電子お薬手帳アプリ所持者が日常バイタルを記録するきっかけづくりのサービスと日々の健康情報を活用した副作用管理等の取組と地域医療機連携システム導入によって得られた患者様情報共有による在宅医療・抗がん剤等の薬物治療サポート・フォローの取組をご紹介し、医療DXの中で薬剤師の果たすべき役割を考察したいと考えています。