日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会 第2回学術集会

大会長挨拶

日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会 第2回学術集会開催にあたって


日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会 第2回学術集会

大会長 菊地 尚久
千葉県千葉リハビリテーションセンター
センター長


謹啓
 時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。また平素より格別のご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション研究会は、リハビリテーション医療におけるデジタルトランスフォーメーションを推進することに寄与し、学術および科学技術の振興により公衆衛生の向上、医療と産業の発展に寄与することを目的として、2022年2月に設立されました。本会では、標準化された手法で取得された測定値を構造的データとして集積することのリハビリテーション医療にもたらす利益についての議論、さらには、臨床現場で標準化された手法を用いるためにはデジタル技術を効果的に活用する環境整備が重要であるため、リハビリテーション医療機器や情報システムの規格化、そして社会実装についての議論を実施しております。
 このたび本会の第2回学術集会を、2024年(令和6年)7月13日(土)~14日(日)に千葉県千葉市の幕張メッセにて開催させていただきます。第1回は石垣島にて開催いたしましたが、今回は参加者の利便を考えて、東京周辺での開催としました。本学術集会のテーマは「リハビリテーション×医療DX ~リハビリテーション医療の革新的イノベーション」としました。革新的イノベーションとは、10年後の社会ビジョンを見通して、サービスや製品における社会展開(実装)=イノベーションを図ることであり、革新的イノベーションの創出においては、なかなか企業だけでは実現できない(投資しにくい)チャレンジング・ハイリスク研究開発への挑戦も必要ということになります。本学術集会がその第一歩になるよう、参加者の皆様としっかり議論し、新しい学びや気づきを生み出していくような会になることを願っております。