第75回済生会学会 令和4年度済生会総会

セッション情報

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー 11 アルフレッサメディカルサービスが注目する先進技術について

2023年2月12日(日) 11:45 〜 12:45 第11会場 (3F G314+G315)

座長:橘川 健二(東京都済生会中央病院 事務長)

アルフレッサ メディカルサービス株式会社

医療機関の置かれる環境が劇的に変化してきている中、昨今の画像認識やAIといった先進技術の発展は目まぐるしいものがあります。当社はSPD専門企業としての立場から、こうした先進技術を活用し、医療従事者の業務低減や病院経営に貢献できないか、検討・研究を重ねております。そこで、当社が考える医療機関における院内物流や運用改善の未来構想をお話すると共に、病院経営及び医療従事者の課題解決を図る先進技術を活用したサービスについてご紹介します。

①画像認識技術の紹介と未来構想
医療材料SPD業務における管理手法は、商品に1次元バーコードが書かれたカードを貼付してトレーサビリティを担保した運用が一般的となっています。最近はRFIDを貼付した運用も医療業界問わず実施されている中、今回は商品に何も貼付する必要のない、画像認識技術を用いた物品請求の効率化、簡素化ツールについてご紹介します。カードレスによってカード紛失リスクの削減が図れるだけでなく、スマートフォンを用いた多方面に活用できるサポートデバイスとしての未来構想をお話させていただきます。

②AIを活用した手術室運用適正化のご提案
手術予定の作成(手術室の部屋割り、医師・看護師の適正配置など)は、経験豊富な看護師様でなければ行えない業務であり、各人の出勤日など変動する要素を考慮した上で作成するため多くの時間が必要な作業と聞いております。今回ご紹介するAIは、過去データを分析することで最適な部屋割り、人員配置を自動抽出することができ、効率的な手術室の運用と予定作成時間短縮を可能とするツールです。これにより、手術室の運用最適化を実現することで病院経営の収益改善が図れるだけでなく、手術室スタッフのワークライフバランスを確保した上で生産性を向上させるものと期待できます。

③個別化医療支援プラットフォーム「NOVUM」
希少疾患薬をはじめとする特殊医薬品は、少量多品種であり高額であるため、病院経営における在庫負担が大きく、適切な管理を行う必要があります。そこで、特殊医薬品の入出庫・温度管理をRFIDやクラウド等のIoT技術を活用して自動で行うサービスである「NOVUM」をご紹介します。患者の投与計画に紐づいた形で発注・入庫・出庫管理が行えることが大きな特徴となっております。製品流通の全ての段階で必要な温度管理及びトレーサビリティの把握を実現し、特殊医薬品のサプライチェーン全体の最適化を図ります。

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