緩和・支持・心のケア 合同学術大会2020

セッション情報

シンポジウム

[S_17] がん診療に統合医療を組み入れ、がん患者サポートのさらなる充実をはかる

座長:高橋 孝郎(埼玉医大国際医療センター 支持医療科)

高橋 孝郎 利益相反1~10:該当なし

がんサバイバーの多くは、従来の治療とともに補完代替/統合医療を利用していることは明らかになっているます。また患者はその利用を医療者に相談しておらず、医療者は相談にものっていないことが多いことも明らかになっています。がんサバイバーは増加の一途をたどっており、医療者は、この事実に真剣に目を向けて日常のがん診療に補完代替/統合医療を組み入れる時期に来ていると思われます。補完代替/統合医療の概要を理解し、現在効果についてevidenceがあきらかとなってきている、漢方薬、鍼治療、マインドフルネスについて理解を深め、明日からのがん患者サポートケアがさらに充実できるようなセッションとします。